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気候変動と COVID-19 の問題に取り組む開発者たち


2020 Call for Code 地域別最終選考作品

本日、いよいよ 2020 Call for Code Global Challenge の地域別最終選考作品を発表する運びとなりました。2018 年に開始されて以来、Call for Code の活動は世界 179 か国の 400,000 人を超える開発者と問題ソルバーに広がっています。Call for Code を通して、開発者が互いにつながり、学び、互いの専門知識を共有し、世界中に広げて個々のコミュニティーにデプロイできるオープンソース・ソリューションを構築しています。

審査員グループが慎重に検討を重ねた末、アジア太平洋、欧州、大中華圏、日本、ラテンアメリカ、中東とアフリカ、北米の各地域での上位ソリューションが特定されました。選ばれたすべてのチームにお祝いの言葉を贈るとともに、皆さんが時間を費やし、献身し、創意工夫を凝らしてくれたことに、心から感謝の言葉を贈ります!

気候変動、そして特に COVID-19 が日常生活に及ぼした影響は、私たちが当たり前だと思っていたシステムの限界を浮き彫りにしました。このことから、2020 年の Call for Code では、この 2 つの前例のないほど大きな問題に焦点を当てています。これらの問題がどのように影響しているのかは地域社会によって違うため、それ 1 つでどこにでも通用するソリューションというものはありません。このことを学んだのは、自然災害による影響を緩和するソリューションを作成することをテーマにしている Call for Code の最初の 2 年です。私たちは、地域レベルで効果をもたらすだけでなく、世界中に広げてどのコミュニティーでも支援できるソリューションを必要としています。今年 3 回目となるこのグローバル・コンペティションでは、Red Hat OpenShift、IBM Cloud、IBM Watson、IBM Blockchain、The Weather Company のデータ、HERE Technologies や InteliPeer などのパートナーの API を利用して作成された何千件ものソリューションの応募がありました。

現在のシステムの限界を取り除いて、より良いシステムを構築するにはテクノロジーが鍵となりますが、それと同時に、サイエンティスト、救急救助隊員、教師、コミュニティー・リーダーの専門知識も必要です。IBM と Call for Code エコシステムの参加者がこうした専門家の知識を結集して、スターター・キットを作成しました。その目的は、テクノロジーとコミュニティーの連携によって迅速に解決できる問題に開発者がフォーカスし、最も必要とされているところにソリューションを届けられるようにすることです。

数々の応募チームが、並外れたソリューションを作成しています。開発者コミュニティーはこの呼び掛けに 3 年連続で応え、Call for Code を通じて 15,000 件を超えるアプリケーションを作成しました。農業と教育から、ボランティア活動、中小企業の支援に至るまで、今年の地域別最終選考作品はインスピレーションに溢れるソリューションが揃っています。地理的境界を超えてソリューションの作成に取り組む経験豊富なプログラマーからなるチームにも、このチャレンジを目的にコーディングを学ぶことに情熱を注ぐ新人プログラマーからなるチームにも出会いました。変化は可能であるというだけでなく、Call for Code で実際に起こっています。

大きな問題には大きな考え方が必要です。そして人々が 1 つにまとまって対応することが意味のある変化を推進します。だからこそ、Call for Code の共同設立者である IBM と David Clark Cause は、テクノロジー、緊急対応、人道主義などのさまざまな経歴を持つエキスパートからなるユニークなエコシステムを招集したのです。このエコシステムは、国連人権委員会、The Linux Foundation、国連防災機関、クリントン財団とクリントン・グローバル・イニシアティブ大学、Cloud Native Computing Foundation、Verizon、Persistent Systems、Arrow Electronics、HERE Technologies、Ingram Micro、IntelePeer、Consumer Technology Association Foundation、世界銀行、Caribbean Girls Hack、Kode With Klossy、世界障害問題研究所などから構成されています。

大変光栄なことに、優れた作品を決定する審査員として、人権、災害リスク軽減、ビジネス、テクノロジーの分野で最も著名なリーダーの方々に参加していただいてます。お名前を挙げると、クリントン元大統領、マーク・キューバン氏、国連防災機関の水鳥真美氏、国連人権理事会の Laurent Sauveur 氏、コロンビア大学地震研究所の Irwin Redlener 博士、Save the Children US の Janti Soeripto 氏、United Way Worldwide の Brian Gallagher 氏、Jupiter Intelligence の Julie Pullen 博士です。

数週間後に迫った、Call for Code の最終選考作品、大学部門の最終選考作品、そして今年の優勝作品の発表を楽しみにしています。ですが、Call for Code は小切手を受け取って終わるわけではありません。毎年、私たちは上位チームと協力して、彼らのオープンソース・ソリューションを実際にデプロイして実用化しています。これまで、Project OwlDroneAid をハリケーンの被害にあったプエルトリコで実用化し。今年の最優秀作品は、10 月 13 日に発表される予定です。最優秀賞を勝ち取ったチームは、IBM、The Linux Foundation、そして他のパートナーたちによる実際的なサポートを受けてソリューションをデプロイできます。

10 月 13 日木曜日の午後 7:30 (東部標準時) に開催される「2020 Call for Code Awards: A Global Celebration of Tech for Good」に皆さん全員をご招待します。