自動化した空港保安管理システムを実装する  

チェックイン時に乗客のバイオメトリック・データを検証する

Description

この開発者コード・パターンでは、バイオメトリック・データを使用して旅行者のチェックイン・エクスペリエンスをシームレスなものにする方法を説明します。このコード・パターンで対象としているのは、航空会社、空港当局、地方行政機関、連邦政府関係機関です。このコード・パターンではシームレスなチェックイン・エクスペリエンスにすると同時に、バイオメトリクスを使用して旅行者を追跡可能にします。しかも、それぞれの機関によって異なるレベル (公開、許可制、非公開) でデータを共有できるようにします。乗客の暗号化バイオメトリック・データをブロックチェーン・レジャーに保管して、チェックイン時に顔認識機能で顔を比較することによってアイデンティティーを確認する手法を紹介します。

Overview

世界中の航空会社と治安当局では、乗客のチェックイン・プロセスを迅速に進める方法を調査しています。アイデンティティーの検証方法としてはバイオメトリック・テクノロジーが注目を集めており、米国運輸保安局 (TSA)、米国税関・国境警備局 (CBP) の他、旅行関連の警備機関ではすでにパイロット・プログラムのテストを実施しています。バイオメトリクス とは、人間の特徴に関連する指標を意味します。つまり、身体の測定と計算です。アクセス制御の手段としてバイオメトリクス認証を使用すると、集団の中から監視下に置かれている人物を特定することができます。

このコード・パターンではバイオメトリクス認証の実装例として、顔認識機能を使用して乗客のアイデンティティーを確認します。具体的には、ブロックチェーン・テクノロジーを使用して、各乗客に関連するすべてのチェックイン・イベントを不変の記録として保管します。これにより、旅行代理店や警備担当者は必要に応じて所定の旅行者が辿った経路を簡単に追跡し、例外があれば注意を喚起できるようになります。ブロックチェーン・スマート・コントラクトを使用すれば、アイデンティティーの検証に加え、(該当する場合は) 乗客が有効なビザの所有者であり、搭乗拒否リストに登録されていないことも確認できます。

Flow

  1. 旅行者が空港の自動発券機にチェックインし、ID 番号を入力して顔写真を撮影します。
  2. 撮影した写真は Angular によって python/dlib サーバーに送信されます。サーバーは顔認証機能によってチェックイン時の顔写真とユーザーの元の ID の写真を比較し、この 2 つが一致することを確認します。顔が一致しない場合、ユーザーは再試行するかヘルプを求めるよう指示されます。
  3. チェックイン時の写真が Cloudant 内に保管されます。保管される写真には ID としてハッシュが使用されます。
  4. チェックイン情報がブロックチェーン・レジャー内に保管されます。保管されるオブジェクトには、ユーザー ID 番号 (パスポートまたは DL)、場所、チェックポイント・ステージ (手荷物検査、セキュリティー、ゲート) のデータが格納されます。チェーンコードを使用して、ID/ビザの有効期限が切れていないこと、ユーザーが搭乗拒否リストに登録されていないことも確認されます。
  5. レジャーに保存された最近のイベントのリストがモニタリング・ビューに取り込まれます。
  6. 旅行代理店/治安当局はモニタリング UI にアクセスして、レジャーに登録されているイベントと旅行者のログを確認することができます。

Instructions

このパターンに取り組む準備はできましたか?このパターンの詳細な手順については、README ファイルを参照してください。手順の概要は以下のとおりです。

  1. Git リポジトリーを複製します。
  2. スマート・コントラクトをパッケージ化します。
  3. ローカル・ブロックチェーン・レジャーをデプロイします。
  4. Node サーバーを起動します。
  5. アプリケーション内で乗客を登録します。
  6. 乗客のチェックイン・プロセスをシミュレーションします。

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