概要
Example Health という架空の健康保険会社では、電子健康記録システムの一部として Node.js ベースのアナリティクス Web アプリケーションを使用しています。この Web アプリケーションは、レガシー・メインフレーム・コードと連携する最新型のクラウド・テクノロジーを統合する場合の最良のソリューションを紹介するために設計されたものです。
説明
前提として、Example Health 社は長年続いている会社であり、z/OS で稼働するメインフレーム上の SQL データベース内には何十万件もの患者記録が保管されています。Example Health 社が保管している記録は、現在のほとんどの保険会社が扱っている健康記録と同様です。
最近、Example Health 社では、患者記録にデータ・サイエンスとアナリティクスを適用すると、興味深い洞察を引き出せる可能性があることがわかってきました。Example Health 社はクラウド・コンピューティングについても十分な情報を入手していたので、アプリのモダナイゼーションを実装したいと思い立ちました。メインフレーム内ではレガシー・コードが大量に使われていて、今のところ問題なく機能していますが、Example Health 社はこれを機に、クラウド内でのデータ・サイエンスとアナリティクスの詳細を調査しようと考えています。
フロー
Kubernetes を使用したフロー
Cloud Foundry を使用したフロー
- z/OS メインフレームに関連付けられた API Connect API の呼び出しによって、Data Service API がトリガーされます。これにより、データ・パイプラインとして機能する Data Service API が更新後の健康記録をデータレイクに反映させます。
- API Connect の API が、z/OS メインフレームのデータウェアハウスに保管されている関連する健康記録のデータを処理し、データ・パイプラインを介して処理後のデータを送信します。
- Data Service データ・パイプラインが z/OS メインフレーム内のデータを処理し、MongoDB データレイクを更新します。
- ユーザーが UI を操作してアナリティクスを表示し、分析します。
- ユーザーがアプリを操作すると、Node.js によって UI が処理されて API 呼び出しが初期化されます。
- API 呼び出しが Node.js データ・サービス内で必要に応じて処理されます。
- API 呼び出しにより、MongoDB データレイクからデータが収集されます。
- API 呼び出しからのレスポンスがアプリケーションの UI によって処理されます。
手順
このコード・パターンに取り組む準備はできましたか?詳細な手順については、README ファイルを参照してください。手順の概要は以下のとおりです。
- API を呼び出すための Mapbox アクセス・トークンを取得します。
- z/OS 内に保管されているデータ、または生成したデータを使用してアプリケーションを実行します。
- Kubernetes または Cloud Foundry を使用してアプリケーションをクラウドにデプロイします。