Archive date: 2019-05-01
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このパターンで作成する IBM Cloud IoT アプリは、ブロックチェーン・アプリケーションから受信したデータを Cloudant データベースに挿入し、イベントを Watson IoT Platform に送信します。Watson IoT Platform に送信されたデータは、Node-RED アプリケーション内で分析されてから、Node-RED ダッシュボードまたは IBM Cloud IoT アプリの Watson IoT Platform ダッシュボードに POST リクエストで送信されます。どちらのダッシュボードを使うかは、目的に合わせて決めてください。
説明
Hyperledger ネットワークにアクセスせずにブロックチェーン・ネットワーク内で行われる一連のトランザクションを理解する方法として、トランザクションに関するデータを表示して分析する IoT アプリと IoT ダッシュボードを作成することができます。具体的には、このパターンで作成する IoT アプリはユーザーを編成して、トランザクションから値を受信します。ユーザーはデバイスとして登録されます。IoT アプリは生成された値 (ステップなど) を取り、これらの登録ユーザーすべてにわたる値とトランザクションの合計を表示します。さらに、この IoT アプリは受信したブロックチェーンのブロックを解析し、データベース内の既存のユーザーであるかどうかに応じて、ユーザーとそのデータをフィルタリングします。ユーザーが既存のユーザーであれば、そのユーザーのデータがダッシュボードに渡されて、ダッシュボード上で出力が表示されます。これらのトランザクションのすべては、Cloudant データベースに記録されます。
フロー
- Hyperledger ブロックチェーン・ネットワークから、ブロックが JSON オブジェクトとして送信されます。送信されるブロックは、ユーザーとそのデータです。
- ブロックチェーンのトランザクション (新規ユーザーの作成、ユーザーの検証、ステップに基づく fitcoin の生成) とユーザー・データが IBM Cloud 内の IBM Cloud データベースに格納されます。Watson IoT Platform 内では、ユーザーがデバイスとして登録されます。
- Watson IoT Platform ダッシュボードまたは Node-RED ダッシュボードのいずれかを使用して、IoT データを表示および分析します。
手順
このパターンの詳細な手順については、README を参照してください。手順の概要は以下のとおりです。
- IoT アプリを作成します。Cloudant サービスと Internet of Things サービスをあらかじめ作成し、IBM Cloud アプリのインスタンスにバインドしておく必要があります。
- JSON ファイルを Node-RED にインポートします。
- Node-RED ダッシュボードを作成します (インポートによって自動的に作成されなかった場合)。Watson IoT Platform ダッシュボードではなく Node-RED ダッシュボードを使用することも、この 2 つを同時に使用することもできます。