概要
「英語の場合は 1 を押してください」といったメニューを提示するだけのチャットボットでは、もう時代遅れです。音声対応ガジェットの場合は尚更のこと、私たちが目指すのは、人間と話しているような感覚のチャットボットです。チャットボットに人間の振りをさせる必要はありませんが、人間同士がやり取りしているような会話にしなければなりません。このコード・パターンでは、Google Home、スマートフォン、または Google アシスタント対応の他のデバイスを使ってチャットボットにアクセスしたいと考えている開発者を対象に、「こんにちは、Google」と話しかけると Watson Assistant のダイアログを有効にする Google アクションと Node.js サーバーを作成する方法を紹介します。
説明
チャットボットを使用するときは、その会話をできるだけ自然なものにしたいはずです。それには、人間が会話するときのやり取りをチャットボットにシミュレーションさせる必要があります。チャットボットは毎回同じように応答する場合もありますが、機械学習を使用して状況に応じて応答することもできます。このコード・パターンで作成するチャットボットは、状況に応じて応答します。
このコード・パターンでは、自動車の予約のスケジュールと詳細を尋ねることができる、小売業用のエージェント・チャットボットを作成する方法を説明します。Watson™ Assistant ワークスペースを組み込み、Watson Assistant のコンテンツ・カタログと余談機能を使用することで、会話の流れが自然な形で続くようにします。このチャットボットを Google アシスタント対応のデバイスでテストするために、Watson Assistant とやり取りする Node.js サーバーを呼び出す Google アクションをセットアップします。
このコード・パターンをひととおり完了すると、以下の方法がわかるようになります。
- HTTPS エンドポイントを呼び出す Google アシスタントのアクションを作成する
- Google アシスタントからのリクエストを処理して Watson Assistant からのレスポンスを送信できる Node.js サーバーを起動する
- Watson Assistant を使用して、予約に必要な情報を会話によって収集する小売業用エージェントを作成する
フロー
- ユーザーが Google アシスタントに話しかけるか、文字を入力します。
- Google アシスタントがユーザーから提供されたテキストを HTTPS エンドポイントに送信します。
- Node.js サーバーが Watson Assistant を呼び出し、レスポンスを受け取ります。
- レスポンスが Google アシスタントに返されます。
- Google アシスタントがユーザーに応答します。
手順
このパターンに取り組む準備はできましたか?アプリケーションを起動して使用する方法について詳しくは、README を参照してください。