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IoT、Node-RED、Watson IoT を組み合わせて、自然災害を軽減する Call for Code アプリを作成する方法を学んでください。


Call for Code テクノロジー・ミニシリーズへようこそ。このシリーズでは毎回 Call for Code で重視している 6 つのコア・テクノロジー分野のうちの 1 つを取り上げ、そのテクノロジーの概要、IBM Cloud 上で最大限に利用する方法、イノベーションを促すのに役立つリソースの参照先を紹介しています。まずはともあれ、Call for Code のチャレンジをまだ受けて立っていない場合は、このリンク先のページからコミュニティーに参加してください。

第 1 回で取り上げるテクノロジーは IoT と Node-RED です。Watson™ IoT Platform を利用して、この 2 つのテクノロジーを IBM Cloud 上で簡単に連動させる方法を説明します。

IoT について

モノのインターネット (IoT) は、インターネットの力をコンピューターやスマートフォンの枠を超えたあらゆる類のモノ、プロセス、環境に広げるテクノロジーです。インターネットに「接続された」モノを使用して、情報を収集し、送受信します。IoT を使用することで、企業と個人は周りを取り巻く世界との結びつきを深め、より有意義でより高度な成果を上げることができます。簡単に言えば、IoT とは世界のあらゆるモノをインターネットに接続することを意味します。IoT に馴染みがない場合は、Callum McClelland が IoT の基礎とその重要性を説明している記事「What is IoT?- A Simple Explanation of the Internet of Things」に目を通してください。

IoT で自然災害を緩和するための主な手段となるのは、センサー・データです。センサー・データを収集して分析すれば、その結果に基づいてコミュニティーが自動的に是正措置や予防策を取ることができます。その一例として私が気に入っているアイデアは、Call for Code 2018 グローバル・チャレンジに出品された Project Lali です。このソリューションでは IoT を使用して、山火事の危険に瀕している地域内で温度データを測定し、そのデータを IBM Cloud に送信します。そして IBM Cloud 上の Watson Machine Learning などの各種 Watson サービスと Watson Studio を使ってセンサー・データを処理し、火災の強度と挙動を予測するというものです。

IoT デバイスはさまざまな形状とサイズで入手できます。小型のもので言えば、Raspberry Pi、Particle Photon、Onion Omega のような開発ボードがあります。日常的に使用できる Amazon Echo、Google Home、Nest サーモスタット、Ring ドアベルをはじめ、主流の消費者向け電子デバイスの多くも IoT デバイスです。自家用車やスマート冷蔵庫にしてもそうです。家の冷蔵庫が食品の在庫を追跡して、例えば牛乳が少なくなってくるとアラートを出すのであれば、お察しのとおり、それは IoT デバイスに他なりません!

IoT を導入する

ソフトウェア開発の専門家にとっても入門者にとっても IoT デバイスを扱うのに最も簡単な方法の 1 つは、Node-RED を使用することです。Node-RED はフロー・ベースのビジュアル・プログラミング・エディターであり、このエディターでは視覚的にノードをつなぎ合わせてフローを作成できます。これらのフローでは従来のプログラミングの力を、しかもシンプルで使いやすいインターフェース内で発揮することができます。Node-RED の利点は、IBM Cloud 上で非の打ちどころなく動作し、Node-RED はスターター・キットの 1 つとして IBM Cloud に組み込まれていることです。

IBM Cloud アカウントをまだお持ちでない場合は、最初のステップとして IBM Cloud アカウントを登録してください。登録プロセスを完了するには 2 分もかかりません。ただし、登録する際はくれぐれも有効な e-メール・アドレスを使用してください。サービスを作成するときには例外なく、有効な e-メール・アドレスであることを確認する必要があります。IBM Cloud にサインインしたら、特集されている Node-RED のサンプルをご覧ください。

必要となるツール

Watson IoT Platform と連動する IoT デバイスは数多くありますが、このブログ投稿では特に Onion Omega シリーズのデバイスに注目したいと思います。Onion シリーズのデバイスに馴染みがないとしたら、このリンク先のページは必見です。$50 にも満たない金額で、Omega2+、ドック、OLED スクリーンを購入して、Onion デバイスをさまざまな方法で試すことができます。Omega デバイスの入門リソースとしてお勧めするのは、IoT Developer Advocacy の CTO を務める John Walicki が作成したガイドを置いては他にないでしょう。彼は、IBM Cloud 上の Node-RED で Onion デバイスを使用するための完全ガイドを作成しました。この詳細なガイドに従うことで、IoT デバイスをセットアップして使用する方法、IBM Cloud 内でサービスを作成する方法、完全な Node-RED ソリューションについて理解できます。

IoT についてさらに理解するには、Code and Response™ でさまざまな IoT コード・パターン を調べてください。コード・パターンは IBM 社員が作成した、ワンストップ・ショップのオープンソース・ソリューションです。コード・パターンのそれぞれに、詳細な情報、アーキテクチャー・フロー図、完全な手順、パターンで使用されているコードへの GitHub リンクがすべて用意されています。IBM Cloud 上で IoT 以外のテクノロジーをベースとしたソリューションを作成するとしても、他のさまざまなテクノロジーに関する豊富なコード・パターンのセクションを利用できます。

デバイスなしで Watson IoT Platform を使用する

Onion デバイスや他の IoT デバイスを使用できないとしても、ご心配無用です!Watson IoT Platform でデバイスをシミュレートすれば、そのデバイスで、プラットフォーム内で使用するデータを生成できます。次のリソースをご覧ください。

今回は、IoT と IoT デバイスの概要、Node-RED がもらたす力とその使いやすさを紹介しました。また、Watson IoT Platform を操作するのがいかに簡単であるか、そして IoT を統合するために利用できる素晴らしいコード・パターンについても説明しました。

このブログ投稿が皆さんのお役に立ったことを願います。間もなく公開される第 2 回の記事では、人工知能と Watson の機能についてお話します。

それまでは、GitHub 内に保管されている私のコードをフォローしてください。