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VMwareを使用したモダナイゼーション

ボードには既に概略を示していますが、まずVMwareを使用したモダナイゼーションを始めるために必要なスタックについて説明しましょう。

VMwareソフトウェア・スタック

IBM Cloudの基本的なVMwareソフトウェア・スタックは非常にシンプルです。環境を稼働させるベアメタル・インフラストラクチャー、その上にvSphere 6.5、6.7、およびVMwareから今後リリースされるバージョンが自動的にデプロイされます。

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そしてNSX。これはVMwareネットワーク・ツールです。一番上は運用全体の中枢ともいえるvCenterです。これはきわめて基本的で必須のスタックです。ここに多数のコンポーネントを追加できます。ストレージ・オプションのvSanを追加したり、スタックの頂上にday 2オペレーションを配置できます。

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IBMによる作業の自動化

エンド・ユーザーがモダナイゼーションを始める場合はvCenterを導入すればIBMが作業を自動化し、残りのすべてのコンポーネントをインストールするのですね。

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そうです。IBMは自動化という観点からすべての作業を実施しユーザーのさまざまな要件の把握に努めています。前にvSanに触れましたが、vSan以外のストレージやNSX以外のネットワーク・ツールを使用したいお客様もいらっしゃいます。これは私たちがスタックの観点から提示する1つのオプションにすぎません。

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ここには多数のコンポーネントが描かれています。レガシーなアーキテクチャーやインフラスをモダナイズしてVMwareやIBM Cloudに適応させる方法を詳しく説明したいと思います。いくつか書き出しましたが、導入済みの事例を話していただけますか?

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VMware HCXによるモダナイゼーション

先程はモダナイゼーションのさまざまな手段について説明しました。ここで紹介したい具体的なユースケースは、レガシーなハードウェアとソフトウェアのモダナイゼーションです。そこで使用されるのがVMware HCXです。HCXは移行、ハイブリッド化、モダナイゼーション用のツールです。お好きなように略していただいてかまいません。

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HCXを使ってvSphere 5.1から移行できます。これは任意のハードウェアで稼動する旧式のソフトウェア・スタックです。HCXの優れた点は接続を確立して5.1の古いハードウェアを6.7やVMwareが今後リリースする最新のハードウェアに移行できることです。そのために緩やかに結合されたネットワークを構築してネットワークの拡張を可能にします。

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L2ネットワークを延伸することで自分のIPとMACアドレスをそのまま使用できる接続を確立できるうえ、双方向への移行が可能です。これこそがハイブリッド/マルチクラウドのアプローチです。

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これまでは基本的にアプリケーションのすべての接続は、IPアドレスに依存していましたが、自分のIPを使用するのでリファクタリングや細分化の必要はなく、一部がクラウド上にあってもアプリケーションは引き続き相互に連携できるモデルが成立するということですね。

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VMware HCXによるモダナイゼーション: ユースケース

1つご紹介したい事例があります。あるお客様は旧式のハードウェアでvSphere 5.0を実行していました。それらはカリフォルニアのデータセンターにあり、お客様はIBM CloudでのIBM VMwareの利用を検討していました。そして実際にカリフォルニアからワシントンD.C.まではるばるアプリケーションを移動しました。つまり国を横断することになります。

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確かにそれによって他のVMよりも待ち時間は増えましたが、ワシントンD.C.にあってもそのアプリケーションはIBM Cloud上で、以前より高い性能を発揮しました。お客様がオンプレミスで実行していたときとは対照的に、最新バージョンのソフトウェアとハードウェアで動作しているからです。つまり計算能力における利点が、国を横断する際の待ち時間という欠点を上回ったということです。

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これは是非参考にしていただきたいユースケースです。なぜならモノリシックなあるいはレガシーなハードウェアやアプリケーションで身動きが取れないという考えをHCXが払拭してくれるからです。HCXは後方互換性によってそのような問題を解消します。現在使用しているすべてのものを将来の状態に移動できます。この例ではここのレイヤーでHCXが、そうした転換を可能にしているということです。

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HCXのメリット

では前方への移行、例えばオンプレミスとクラウドのハイブリッド・モデルがあり、これらの資産を移行したい場合はどうでしょうか?そちらのデータベースをこちら側に移行したい場合、HCXは役に立ちますか?

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もちろんです。HCXの良い点はユーザーが好きなときに移行できることです。個々のVMのグループ化、ライブ・マイグレーション、計画されたマイグレーションなど、お客様の要求に応じて実行できます。ただしHCXをはじめとする移行ツールでは過剰な分析がよく見られます。HCXはユーザーに満足してもらうことを目的としています。ユーザーは1つか2つのVMの移行から開始して環境を構築し、前方にも後方にも快適に移動できます。

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確かに。HCXでは安定性の確認にどれほど時間がかかったとしても、ダウンタイムはなく重要なビジネス・ワークロードは稼動し続ける。さらに準備が整えば、これらの資産の複製を開始できるのですね?クラウドでデータベースを実行し、最終的にはこの部分を段階的に廃止することも考えられますね。

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そのとおりです。すべてはお客様の希望に基づきますが、データの統合や評価のユースケースから考えるとそれこそがHCXで実現できることです。既存のIPパラメーターを使用してクラウドに移行し、上手く機能しなければ元に戻せます。正しく動作すれば元のデータセンターを停止して、コストを大幅に削減できます。単一のクラウドやマルチクラウドなど任意の環境への移行も可能です。

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。