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データ転送とは

ネットワーク通信に着目

こんにちは、IBM CloudチームのRyan Sumnerです。本日はクラウドを発着するデータ転送についてお話しします。データ転送の意味は人によって捉え方が違いますが、ここではクラウド内外にデータを転送するときに発生する接続、つまりネットワーク通信に着目します。

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データ転送はロード・トリップに似ている

これを自動車での旅、ロード・トリップに例えてみましょう。ロード・トリップの際には携行品、行き先、同行者の数、必要に応じて到着時間などを計画します。どのルートを選ぶかで出発時間が決まります。危険性や道中で補給すべき物、休憩の回数なども考慮します。ロード・トリップを計画する際にはこうしたプロセスを繰り返します。ネットワーク通信や接続はこれと非常によく似ています。

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データ転送のプロセス

まず旅に伴うリスクを予測します。データ・プライバシーが心配だからです

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転送するデータの量、データのサイズを考慮します。

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転送にかかる時間も推測します。それによってこの旅を成功させるために実際に必要なスループット、つまり速度を把握できます。

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インターネットつまりパブリック空間での旅に出発すると、この道を進んできてここでホップにぶつかります。これをネットワーク・ホップと呼びます。各ホップでトラフィックの方向が変更されます。ホップはインターネット上の交差点であり、トラフィックが別の方向に進んだり目的とする宛先に到着するために使用されるからです。

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100%インターネット・ベースの場合、私たちはこの道のりにおいて、企業からクラウドへデータが転送される方法をほとんど制御できません。インターネット上にある我々の制御下にない場所で、異常が発生する可能性があるからです。

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こっちへ行こうと思っていても、実際にはこちらの一般的な方向に誘導される場合もあります。このケースではその方が早く到着するかもしれません。

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データ転送のサービス品質

データの転送方法はほとんど制御できず、業界で言うところのサービス品質は非常に不安定です。また、インターネットでのサービス品質に関するSLAを策定できません。多くのものが我々の制御下にないからです。そこで多くの企業がプライベート接続へと思考プロセスを転換しようとしています。

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プライベート接続

先程のロード・トリップの例えで言うと、専用のポイント間接続すなわち2地点間の旅、つまり自社からクラウドに到達する道を作ろうとしています。そこにはどのようなメリットがあるでしょうか。セキュリティー面から考えると、データの暗号化が不要になります。なぜなら企業とクラウドの間にプライベート通信が確立され、傍受する者がいないからです。

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サービス品質に関する制御も若干向上します。A地点とB地点の通信は自社とネットワーク・プロバイダー、およびクラウド・プロバイダーで処理されるからです。

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経由するホップの数を直接制御できるようになります。これは待ち時間や速度に影響します。これで帯域幅、つまり企業とクラウド間に、どれくらいの大きさの道が必要かを決定して細かく制御でき、すべてが理にかなうようになります。

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分析と簡単な計算を行い単純なリスクを想定して先程の例えに当てはめれば、クラウドへのデータ転送や、ネットワーク接続の課題を単純化できます。

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。