こんにちは。IBM Cloud のSai Vennamです。今回は皆さんの関心のあるテーマ『IBMとRed Hat』です。ホワイトボードを使って、協業のシナジーがどのあたりにあるのかをご説明します。
ビデオをお楽しみください。
IBM + Red Hat
今、私たちの考えは明快です。Red Hatはこれまでどおりで何も変わらないということです。Red Hatの独立性、社風も、オープンソースへの取り組み同様に維持していきます。
クラウドの次の章とは
私たちは今、とてもユニークな立場にあります。クラウドで開発されるアプリケーションが急速に広がっていますが、急速に複雑さも増しています。クラウド・コンピューティングで次に必要になるのは、「柔軟性」と「選択」です。
最適なクラウド環境を正しく選択
アプリケーションの実行やモダナイズのための環境選定では、ゼロから「選択」を始められます。つまり、パブリック・クラウド、プライベート・クラウド、オンプレミス環境から選択することができるのです。
プラットフォームのレイヤー
そこに、Red Hatのオープンソース・テクノロジーがサポートするプラットフォームを構築します。
つまりRed Hat Enterprise Linux や OpenShift です。これらは、オープンソース・テクノロジーであるKubernetesを利用しています。
「選択」に話を戻すと、OpenShiftでネイティブのKubernetesを使いたければ、それも選択肢のひとつです。
機能群のレイヤー
その上に、機能群レイヤーを構築します。魅力的な新しいアプリ開発に開発者が必要とするもので、データベース、好みのDevOpsツールチェーン、ミドルウェア・プラットフォームなどです。
例えば、J2EEアプリケーションの実行には、開発者は JBossや WebSphere Libertyを選べます。ユーザーがRed Hatや IBMのテクノロジーを選択するか否かに関わらず、今後もどちらもサポートしていきます。
サービス群のレイヤー
最終的に、これら全体を通してユーザーは価値の高いサービスを利用でき、魅力的な最新のアプリケーション開発ができるのです。ここが、IBMが得意とするところです。
AIと機械学習の機能などが含まれます。
ハイブリッド、マルチクラウド・プラットフォーム
つまり、イノベーションを実現できるハイブリッド・マルチクラウド・プラットフォームをゼロからどこにでも作れるのです。
私たちには OpenShiftや Red Hat Enterprise Linuxといった Red Hatが提供するオープンソース・テクノロジーとそれら一連のテクノロジーがすべて揃っています。
IBMのコミットメントとエンタープライズにおける専門知識、私たちのテクノロジーとが組み合わさりこれまで見たことのない方法でハイブリッド・クラウドへの新たな扉を開くのです。
お客様のため、ユーザーのための協業
結局のところ、それはすべてアイデアとなり、アイデアはアプリケーションに組み込まれ、アプリケーションはセキュリティー・ガイドラインやコンプライアンスに準拠した業界のベスト・プラクティスになります。
私たちの目的は、皆さんと同じ、ハッピーなユーザーになることです。
Red HatとIBMの協業による相乗効果についてご覧いただき、ありがとうございました。
Sai Vennam Developer Advocate—IBM Cloud Kubernetes Service