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一度アプリを開発すれば、オープンな高速ハイブリッド・クラウド・プラットフォーム上のどこでも実行できます。


IBM® と Red Hat® から画期的なニュースをお知らせします。Red Hat OpenShift Container Platform 4.3 を IBM Power Systems™ 上で利用できるようになりました。

お客様は OpenShift 4 ならではの機能を活用して、IT インフラストラクチャーの機能を段階的にモダナイズし、継続的インテグレーションおよびデプロイメントによってクラウド・ネイティブ・アプリケーションのデプロイを簡素化できます。AI や ML による洞察とオープンソースのイノベーションを Power Systems 上で稼働する Linux® アプリケーションとして利用することで、Power アーキテクチャーの優れたパフォーマンスを十分に活用できるようになります。OpenShift 4 では、業界で最も包括的で信頼できるエンタープライズ向けコンテナーと Kubernetes プラットフォームを、あらゆる部分の自動アップグレードやライフサイクル管理も組み合わせたコンテナー・スタックとして一度に導入できます。

Red Hat OpenShift 4 と IBM Power Systems サーバーを組み合わせると、既存の IT のクラウドへの移行が加速されます。それと同時に、お客様はアプリを一度開発すれば、IBM Cloud™ とパートナー企業のクラウドなど、オープンで高速なハイブリッド・クラウド・プラットフォーム上のどこでもアプリを実行できるようになりました。Power Systems はスーパー・コンピューターで第 1 位および第 2 位の座を占めているとともに、2018 年 SAP グローバル・パートナーに選ばれています。

IBM Power Systems 上の Red Hat OpenShift

Red Hat と IBM Power® のチームは、2018 年の Power 対応 OpenShift 3.11 の初期リリース以降、OpenShift に共同で取り組んでいます。IBM と Red Hat によるこの継続的なコラボレーションと取り組みを通じて、Power 向けのさまざまな改善が加えられてきました。その一例としては、OpenShift での IBM PowerVM® サポートが挙げられます。これにより、OpenShift で IBM Power Enterprise Systems を使用することが可能になりました。早期に導入したお客様には、銀行や金融サービス、ヘルスケア、政府機関、研究および学術、コミュニケーション、システム・インテグレーターなどが含まれ、ユーザーとしての貴重なフォードバックをいただいています。

例えば、高等教育機関、業界、政府機関、非営利団体の間でのユニークな取り組みとしてボストン大学でホストされている Mass Open Cloud は、NVIDIA GPU を搭載した 10 台の IBM Power System AC922 サーバー上で稼働する OpenShift ベースのクラスターを構築しました。これにより、クラウド・ネイティブ・アプリケーションをベースとした AI、ML、医療研究 (COVID-19 を含む) の共同研究プラットフォームが実現されています。別の事例としては、Linux とクラウド・インフラストラクチャーを Red Hat で標準化している、大規模な政府機関が挙げられます。現在、x86 および Power ベースのサーバー上で稼働するクラウド・インフラストラクチャー全体で、クラウド・ネイティブ・アプリケーションやマイクロサービスを構築するための標準プラットフォームとして OpenShift の採用を進めています。

Red Hat OpenShift を選ぶべき理由

Red Hat OpenShift は、任意のクラウド上で実行されているコンテナー・スタック全体 (オペレーティング・システム、Kubernetes、クラスター・サービス) でインストール、アップグレード、ライフサイクル管理を自動化します。OpenShift を利用すると、チームにスピード、俊敏性、自信、選択肢がもたらされます。開発者は本番モードでコードを作成するための環境を思いのままに構築し、重要な仕事に取り掛かることができます。また、OpenShift ではコンテナー・スタックのあらゆるレベルで、アプリケーション・ライフサイクル全体のセキュリティーが重視されています。主要な Kubernetes コントリビューターのうちの 1 社と複数のオープンソース・ソフトウェア企業から長期的なサポートも受けています。

Red Hat OpenShift は、IBM Cloud とオンプレミス・データ・センターに加え、Microsoft® Azure、Google Cloud、Amazon Web Services などのパブリック・クラウドでも利用できます。今年の初め、Red Hat は 1,700 社を超えるお客様が Red Hat OpenShift Container Platform を使用していると発表しました。Red Hat はハイブリッド・クラウドとエンタープライズ Kubernetes の分野でのリーダーとして認められています。

Power Systems を選ぶべき理由

IBM Power Systems は、ビジネス・クリティカルなワークロードに求められるパフォーマンス、スループット、IT の信頼性を提供します。これらの特長は、最先端の AI イノベーションを可能にするまったく新しいタイプのスーパーコンピューター・アーキテクチャーに紐付けられたものです。Power Systems サーバーは国立研究所Weather Channel で使用されている他、大手銀行 10 社中 10 社、大手保険会社 10 社中 10 社、大手医療機関 10 社中 8 社、大手小売業会社 10 社中 10 社に採用されています。その理由は、包括的なセキュリティーを確保するために、IBM Power Systems にはプロセッサーから OS に至るまでのあらゆるレイヤーでセキュリティーが組み込まれていることにあります。また、99.9996% の稼働時間を実現する IBM Power Systems は、10 年連続で最も信頼性の高いシステムとしてランキングされています。

Power Systems は、OpenPower Foundation でサポートされているオープン・プラットフォーム・アーキテクチャーをベースに構築されており、AIX、IBM i、および Linux オペレーティング・システムをサポートしています。さらに、IBM PowerVC と KVM 仮想化を使用できるだけでなく、ベアメタル/IPMI ベースのデプロイメントも可能です。

Power Systems は世界中の IBM Cloud データ・センターで利用可能なことは当然として、Google CloudSkytap の Azure クラウドSAP HANA Enterprise Cloud といったパートナー企業のクラウド、そして数百の CSP と MSP でも利用可能です。

Power Systems 上で Red Hat OpenShift を使用すべき理由

IBM Power Systems 上の OpenShift は、オンプレミス、プライベート・クラウド、パブリック・クラウドの別を問わず、ハイブリッド・クラウドの柔軟性、エンタープライズ対応の AI、セキュリティーと堅牢性という POWER プラットフォームの特性を活かします。PowerVC を使用すれば、より迅速に Power Enterprise Servers 上に OpenShift クラスターをデプロイして、既存のアプリケーションを段階的にモダナイズできます。また、OpenShift を Power スケールアウト型サーバー上の PowerVM または Red Hat KVM (開発) にデプロイすると、POWER9 マルチスレッド・アーキテクチャーのメリットを利用して、コアあたりのコンテナー密度を 3.2 倍に高めることもできます。

これらの機能については、IBM Developer 上の Power Systems ベースのハイブリッド・クラウド・ソリューションに関するページで取り上げています。また、IBM Lab Services と IBM Garage では、お客様がクラウドへの移行のどの過程にいるかに関わらず、移行を円滑に進められるようサポートしています。

Power Systems 向けの IBM Cloud Paks と Red Hat OpenShift

IBM Cloud Paks™ が Red Hat OpenShift 4 をベースに提供するコンテナー化オファリングでは、IBM とオープンソースのソフトウェアを統合して、データ、アプリケーション開発、統合、セキュリティー、マルチクラウド VM、コンテナー管理などの各種ワークロードに対応できます。Power 上で Cloud Pak for Multicloud Management を利用できるようになりました。IBM は Cloud Pak for Data および Cloud Pak for Applications を皮切りに、Power 上の OpenShift 4 対応の Cloud Paks のすべてを第 2 四半期後半に提供する予定です。

現在公開されている動画、ホワイト・ペーパー、Redbooks、IBM Developer リソース

Red Hat OpenShift と Power 上のハイブリッド・クラウド・ソリューションについて詳しく学ぶには、まずは主任エンジニアを務める Joe Cropper が Power 上のハイブリッド・クラウドを紹介している短い動画からご覧ください。この動画では、お客様と開発者からよく寄せられる 6 つの質問に答えています。

Joe は Power 上のハイブリッド・クラウドへの移行に関するホワイト・ペーパーも作成しました。これは、Power 上のハイブリッド・クラウド・ソリューションに関する IBM Developer Web サイトから入手できます。また、Power 上の OpenShift と Cloud Paks について詳細に説明している Redbooks「Red Hat OpenShift and IBM Cloud Paks on IBM Power Systems: Volume 1」も出版されました。

まとめ

新しいお客様やビジネス・パートナーと協力して最初のデプロイを実現できること、そして Power 上ですでに OpenShift を使用しているお客様が OpenShift 4.3 で導入された革新的な新機能を利用できるようお手伝いできることを楽しみにしています。移行の準備が整ったら、Red Hat で用意している Power Systems 対応 OpenShift 4.3 をダウンロードし、インストール・マニュアルに従って独自の IT 環境にインストールしてください。